時は昭和初期、永良部島の百合の球根はクリスマス用の花としてアメリカに輸出されていて、島の大きな収入源であった。横浜の輸出商との協定に一喜一憂してはいても、永良部島の心意気は忘れてはならぬ。当時流行の「スンガー節」に乗せてある時代と地域の趨勢を垣間見ることができる。これこそ民謡の醍醐味といえる。
永良部百合の花
300円(税込)